釣りコラム

【9月の港でフカセ釣り】小メジナ狙いのはずが最後に良型の青物がヒットした

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今回は残暑の厳しい9月上旬に、熱海港へフカセ釣りに行ってきました。フカセ釣りが大好きなのですが、夏場は川に浸かってアユを釣ることが多いのです。

しかし、フカセ釣りが恋しくなり釣果は望めないとおもいつつも竿を出しにきた訳です。

さて、今回はどんな魚が遊んでくれるのでしょうか。

■この記事を書いた人

しまちゃん

海、川、湖の釣り歴は30年以上!

●現在は3~4回/月の釣行をしています
●釣りのステップアップ情報を発信中
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メジナのフカセ釣りに期待

釣り場に到着したのは日の出時間。空が明るくなり始めるこの時間帯は、釣り人にとって最もワクワクする瞬間です。

荷物をキャリーカートにまとめて、ゴロゴロと港へ向かいます。ここは地元の釣り公園と併設された大きな港。広い釣りスペースと充実した設備が揃っており、釣りを楽しむには理想的な環境です。

釣り場の港

今回狙うのはメジナですが、水温は何と28度!

9月の上旬ですが気温は真夏のような暑さです。朝6時半でもかなり蒸し暑く、体力勝負になることが予想されます。ですが、短時間で結果を出すつもりで気合を入れて釣りを開始しました。

最初は沈め探り釣りでスタート

港の様子

釣り場に到着してまず感じたのは、心地よい港の雰囲気です。ファミリーで楽しむ姿も見られ、釣りが家族のレジャーとして根付いていることを実感します。

釣り公園には初心者や子供連れでも楽しめるエリアが設けられており、広々としたスペースが確保されています。

まずは仕掛けの準備を整えます。

仕掛けの準備中

本日のタックル

本日のタックル

今日の海は風が西から吹いており、やや釣りづらいコンディションです。

フカセ釣りは風や潮の流れに影響を受けやすい釣り方なので、ラインが風で流されないように気をつけつつ、ラインメンディングが必要となります。

最初の仕掛けは、00のウキを半誘導の沈め探り釣りで魚の反応をみます。

初めての一投目は、残念ながら魚の姿は見られず、餌だけが取られてしまいました。しかし、海の様子はよさそうなので期待がもてます。

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メジナとの駆け引きと難しさ

しばらく仕掛けを繰り返していると、浮きの反応が徐々に出始めました。

ウキがスーッと沈んだ瞬間、魚がエサを食べたのを感じてリールを巻きます。手元に伝わる引きは軽いものの、確かな手ごたえがあります。

仕掛けを巻き上げると、釣れたのは小さなメジナ、通称「コッパメジナ」でした。サイズは15cmほどですが、数か月振りにメジナに会うことができ嬉しい気持ちです。

コッパメジナ

フカセ釣りでは、こうした小さな魚を避けながら、より大きな個体を狙うことが求められます。

コッパメジナが多いときには、仕掛けの深さや餌を調整して、魚の層をうまく狙うことが重要です。

そこで、浮きの浮力やハリスの長さを調整し、さらに深い層を狙うことにしました。

次の一投でも、浮きが軽く沈む反応がありましたが、またしても小さなメジナがかかりました。

この日はコッパメジナが多く、大物を狙うには少し工夫が必要そうです。

そこで、太軸の6号針から4号の細い針に変更し、食いが浅い魚にも対応できるようにしました。

遠矢ウキで深い棚を探る

遠矢ウキ

大きいメジナの反応が薄いので、竿一本前後の棚を狙うことにしました。

使ったウキは遠矢ウキのZF150‐3B。 環付のウキなので、仕掛けの落ちが早く表層にいるコッパメジナをかわしやすいと判断しました。

風は横から吹き釣りを難しくします。棒ウキは横風に弱いのでウキトップを3目盛り出して狙います。

遠矢ウキの3目盛

ラインメンディングをこまめに行い、風に流されないよう仕掛けを操作しながら釣ります。

今度はソウダガツオがかかりました。

ソウダカツオ

サイズは小さいですが力強い引きが楽しめます。この時期だと30㎝オーバーが掛かるのですが、今年は異常な状況です。

アジが連ちゃんで掛かる

メジナを狙っていたものの、次第にアジがかかるようになってきました。

釣れたアジは小型ですが連続で掛かります。どうやら狙っている棚が深いようでメジナの棚を外しています。

しかし、小アジでも釣れるのは楽しいもの。遠矢ウキを見極めながら連続ヒットを堪能します。

特に群れで行動するアジは、一度釣れ始めると連続してかかることが多いですね。

次々と釣れるアジに夢中になりながらも、やはりメジナの大物を狙いたいという気持ちが強く、仕掛けの調整を続けます。

最後の一投で大物がきた

最後に釣れた大物

釣りの終盤になり、そろそろ終わりのところで再び浮きがスッと沈みました。

今度は確かな重量感が手元に伝わり、リールを巻く手に力が入ります。

竿が大きくしなり、魚の力強い引きを感じながら慎重に魚を寄せます。この瞬間は、釣り人にとって何よりもスリリングで興奮する瞬間ですよね。

絶対にばらさない!

ネットにおさまったのは36cmのワカシでした。久々の強い引きを堪能!

達成感とともに、これまでの仕掛けの工夫や苦労が報われた瞬間でした。フカセ釣りは、こうした駆け引きが魅力であり、釣り人の技術と経験が試される釣り方です。

今後のフカセ釣り

今回の釣行は、全体としては小物が多かったものの、最終的に大物のワカシを釣り上げることができ、非常に満足のいく結果となりました。

残暑が厳しく水温が異常に高いのが気になります。とは言えこれからフカセ釣りのシーズンがはじまりますので、メジナの強い引きを求めて港や地磯へ出撃しようと思います。

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