フカセ釣り初心者のリール選びは難しいです。レバーブレーキが付いているリールが専用品としてラインナップされているけどこれはどう使うの?必ず必要な機能なの?
機能が特殊過ぎてよくわからないとゆうのが本音ではないでしょうか。
■この記事を書いた人
●海、川、湖と30年以上いろいろな釣りを経験
●現在はフカセ釣りメインに活動中
●釣りのステップアップ情報を発信しています
初心者はレバーブレーキリールは選んではダメ!
フカセ釣りではレバーブレーキリールを推奨されます。ネットや動画で調べてもほとんどの人が使っている。しかし、この機能が分かりにくく必要なのか迷いますよね。
フカセ釣り専用リールだからと、何の疑問もなく購入するのはちょっと待って!
フカセ釣り初心者はあえてレバーブレーキがないスピンイングリールを買って下さい!
フカセ釣り初心者にオススメするリール
なんでもそうだと思いますが、初心者の時は道具の扱いや動作になれていないので、動きがおぼつかないのもです。
特にフカセ釣りは道具も多く釣り方も独特。皆さん、初めはこんなことで悪銭苦闘するはず。
●5m前後の長い竿の扱いに戸惑う
●コマセを撒く事に慣れない
●ライン操作が難しい
フカセ釣りでは5m前後の非常に長い竿を使用するので、初心者は竿の操作だけで四苦八苦するんです。
そして仕掛け投入後には毎回コマセを撒きます。更に張らず緩めずのライン操作も必要。これに慣れるだけでも時間がかかります。
さらにレバーブレーキの操作が加わるとハッキリ言って訳が分からなくなってしまう。
ですから、少しでも作業を減らすことが初心者には必要な事なんです。
このような理由から初心者はレバーブレーキ付きを選ばない事。最初は無理をせず汎用スピニングリールをオススメします。
■オススメの2機種
レバーブレーキの役割とは?
レバーブレーキの機能や役割について理解しておきましょう。レバーブレーキは魚の強い引きに対応する機能の事。頭文字をとってLBDリールとも言います。
■LB=Lever Break(レバーブレーキ)
レバー操作により、ローターを逆転させて自在にラインを出す事が出来る。
■D=ドラグを意味する。
ドラグノブの調整で魚に引っ張られると、自然にスプールが逆転して糸が放出される。
いずれも魚の強い引きに対して仕掛けが切れないようにしたり、のされた体制を立て直す為の機能です。
以前はLB機能オンリーでしたが、近年はドラグ機能が追加され高機能化しているぞ。
魚の引きに耐える時、図1の様に竿の角度が90度だと弾力が発揮され糸は切れません。
しかし、図2の様に竿がのされ角度が広くなると弾力が使えず糸が切れやすくなる。
よって、のされた時には竿を立て90度の位置に戻す必要がある。しかし魚に強く引っ張らっれているので戻す事が出来ません。
この時レバーブレーキをゆるめて糸を出し、その分竿を立ててやるのです。そうする事により図1の位置に竿を戻す事ができて糸切れを防げ、魚に主導権を渡さない訳だ。
レバーブレーキ付きのリールをオススメしない理由
レバーブレーキの機能を説明しましたが、そのような効果があるのなら使いたくなりますよね。しかしその効果を捨ててでもあえてお勧めしない理由があります。
オススメしない理由
①ブレーキ操作がむずかしい
②レバーブレーキのオンオフ操作がわずらわしい
③けっきょく機能を使いきれない
私はフカセ釣りをする前から、10年以上スピニングリールに慣れ親しんでおりました。
それでも当初はレバーブレーキ操作に四苦八苦しました。磯竿は5m前後あり初心者は扱いに手間取ります。さらにレバーブレーキリールを同時に操作するのは本当に大変なのです。
この様な状況では釣りを楽しむことが出来ませんよね。これが初心者にレバーブレーキ付きをおすすめしない理由です。
最初は無理をせず汎用スピニングリールを使いましょう!
簡単なドラグの設定方法
ドラグ付きのリールを使えば不意な大物が来ても対応出来ますから問題ないのです。ドラグの設定方法を解説します。
1⃣ 竿にリールをセットし動かない物に道糸を固定する。
2⃣竿をゆっくりと竿を立てていきます。
3⃣45度まではスルスルと糸が出て、60度前後ではドラグがジリジリ鳴りながらゆっくりと糸が出て、90度前後では糸が出ないよに調整する。
3⃣については大体でいいですよ。釣りを行う前に実施する事が重要です。魚が掛かってドラグの設定がゆるすぎると感じたら、少し締めて調整しましょう。
初心者の方におすすめのリール
フカセ釣りになれる為のリールなので高価な物は必要ありません。釣りに余裕ができたらお気に入りのレバーブレーキ付きリールを購入しよう。
今回は実売価1万円以下で、機能的に十分で使いやすいリールを選択しました。
海での使用を考えるとダイワかシマノの海水対応リールが必須ですよ。安すぎる無名メーカー品では、耐久性能に問題がありますのでおすすめしません。
道糸は2号を150m前後巻けるものが必要です。
オススメするリールのポイント
①1万円以下
②ドラグ機能が高く扱いやすい
③海水対応で安心
ダイワでしたらクレストLT3000-Cがオススメ。入門用ですがソルト対応で安心。
ドラグ機能が非常にスムースです。安価なリールですとドラグの滑り出しが良くないのですが、ストレスなく機能してくれます。海水対応になっていますから安心して使えます。オン、オフストッパーを排除し防水性、耐久性の向上されている。
次に紹介するのがシマノのサハラ2500。2022年3月発売の最新モデルとなります。こちらも海水対応しています。軽快でなめらかな巻きごこちを可能にするHAGANEギアは、回転が非常に滑らかだと評判のリールです。
この2つならどちらを選んでも十分活躍してくれます。デザインやお気に入りのメーカーで選ぶとよいでしょう。
まとめ
初心者は無理をしてレバーブレーキを使う事はありません。むしろ最初はロッド操作などを修得する事に重点を置いた方が成長が早いはず。
釣りのステップアップ時にLBDリールを採用しましょう。
質問などあればお気軽にお問い合わせ下さいね!