こんにちは、しまLOGのしまちゃんです。フカセ釣りの道具は種類が多く何を選べばいいか迷いますよね。今回はバッカンについて解説します。
●フカセ釣りに適したバッカンの種類
●1個目に購入するバッカンのサイズ
●使いやすくするための便利グッズ
●実釣時のバッカンの配置例
フカセ釣りのバッカンの役割
一口にバッカンと言ってもいろいろな種類があります。初心者はどれを選べばいいのかわかりにくいと思います。
バッカンはフカセ釣りなどで使うまき餌(コマセ)を入れるタイプと釣り具など荷物を入れる2タイプに分かれます。
ここでは前者のコマセ用のバッカンについて解説をしていきます。
初めて購入するバッカンはどのタイプがいいの?
これからフカセ釣りを始めるのであれば折りたたみタイプの36㎝バッカン がおすすめです。釣具屋さんでは折りたたまれビニル袋に入って売られている物です。
折りたたみタイプのバッカンのおすすめ理由
まず価格が安い事です!フカセ釣りは用意する道具が多く初期費用がかかります。
ですから予算の削れるものはある程度価格重視で考えることも大切。
とは言え予算のある方はハードバッカンを検討してください。やっぱり使いやすいです。
種類にもよりますが、一般的にソフトタイプ36㎝バッカンは¥3,000台からになります。
ハードタイプ36㎝バッカンは¥7,000以上すると思います。これだけ差額があれば、ウキやヒシャクなど他の用品の購入費用にまわせますね。
ハードタイプと折りたたみタイプの違い
それでは、それぞれの種類の特徴を確認していきましょう。
●ハードタイプ:自立して素材が厚いからコマセを撒きやすい
●折りたたみタイプ:たたみクセがあり少し扱いにくい
素材は共にEVAで違いはありませんが、その厚みが全く違います。
ハードタイプは厚みがあるので作りがしっかりとしており、バッカン自体が自立(箱のようにビシッとしている)します。
それに対して折りたたみタイプは、折りたたんで販売されているために畳みシワがあり自立しにくい。
この畳みシワを取る良い方法があります。これを行えばシワをある程度伸ばす事が出来るので自立させる事ができます。
折りたたみタイプのバッカンはたたみシワがあり使いにくい。
購入後はバッカンをお風呂場に用意し、熱めのお湯を満タンに注ぎ一晩放置しシワを伸ばすと使いやすくなる。
その後は折りたたまずに使用しましょう。
シワをとったらそれ以降は折りたたまない事。元に戻ってしまいますからね。
また、柄杓でコマセがすくいやすくなる便利グッズがあるのでこの後に紹介します。
バッカンの種類とサイズ
コマセ用のバッカンのサイズは2タイプあり36㎝と40㎝に大別できます。サイズは長辺方向の長さを表しています。
1回の釣行で使用するコマセの量で使い分けます。
・オキアミ3㎏×1枚と配合餌1~2袋 ⇒ 36㎝バッカン
・オキアミ3㎏×2枚と配合餌2~3袋 ⇒ 40㎝バッカン
これが目安となります。
バッカンが小さいとオキアミと配合餌を混ぜ合わせることができません。
半日のフカセ釣り釣行でオキアミ3㎏×1枚+配合餌1~2袋で足りますので、36㎝バッカンで大丈夫でしょう。
それ以上の量になる場合や、コマセを混ぜるのに大きめのバッカンの方がよいのであれば、40㎝バッカンを選択しよう。
また、バッカンには↓のように肩ひもや竿立ての付いた物がありますが、これはコマセ用ではなく道具箱として使用するタイプです。
便利グッズのマキエプレスボード
折りたたみタイプのバッカンの難点の1つが、コマセを柄杓ですくうときに圧縮しにくいこと。
コマセを投入するときは柄杓をバッカンに押し当て、コマセを押しつぶすように圧縮する必要があります。
しかし折りたたみタイプのバッカンは側面の強度が弱くこの作業がしにくい。
それを補完してくれるのが釣研から発売されているマキエプレスボード。
↓この様に使用することでしっかりと柄杓で圧縮できる。
柄杓のカップをしっかりと押さえつけられるので、コマセを遠投しやすくなります。必要を感じたら試してみて下さい。
ステップアップしたらハードバッカンを使ってみよう!
フカセ釣りにも慣れてきたらハードバッカンへ変更を検討しましょう。
折りたたみタイプとの大きな違いは、素材が厚いため型崩れせずに安定して自立します。
フカセ釣りでは柄杓でコマセを押し固めて投入しますが、ハードバッカンはこの押し固める事がストレスなく出来る事が最大のメリットですね。
引退したバッカンの有効活用方法
私は役目を終えたバッカンを道具入れにしています。
バッカンは強度や防水性能があり、かつ軽量ですので道具の収納や持ち運びに適しています。
最初は予算を抑えて折りたたみタイプのバッカンを使い、ハードバッカンにステップアップしたらこのように使い活躍してもらうことが可能です。
フカセ釣り初心者の頃は33㎝のバッカンを使用していましたが、今では磯ブーツの入れ物となって活躍しています。フタを締めて収納できるので匂い防止になり移動時の車内で不快な思いをしないで助かっています。
更に、バッカンの36と40サイズを購入すれば重ねて収納できます。大きくてかさばりますから、収納する時にコンパクトになるので試してみて下さい。
メーカーによって短辺方向や高さ寸法が異なり重ねて収納できないことがありますので、メーカーは統一する事をおすすめします。
↓36と40㎝バッカンの収納例。
バッカンまわりの配置例
参考までにフカセ釣りを行うときのバッカン回りの配置について掲載します。私は左手でロッド操作をするのでヒシャクは右手で扱います。
よって、写真ではバッカンの左側に立って釣りをしています。
配置は10人10通りと思います。いろいろと試して自分に合うポジションを見つけて下さい。
まとめ
初心者の方はソフトタイプの36㎝バッカンが良いと思います。予算に余裕があればハードタイプがオススメ。
ステップアップのタイミングや予算に応じてハードタイプを検討しましょう。
■シマノ ソフトタイプバッカン 36㎝