海で釣りをした後にメンテナンスは行っていますか?リールが巻き取ったラインには海水が付着しています。
キャスティングと巻き取りを繰り返していますから、塩分の付着は避けられませんよね。
また、餌などの汚れの付着もあります。
淡水ならともかく、海釣り後にメンテナンスを怠るとリールのトラブルの原因になるだけではなく、ライン自体の痛みも早くなります。
そうすると交換を頻繁にしなくてはいけなくなりますので、維持費もかかってしまいますよね。
こんにちは、しまLOGのしまちゃんです。今回は様々なトラブルを回避し、何より大切な釣り道具を大事に使い続ける為に釣行後のスピニングリールの洗浄方法を解説します。
修得して実践してみて下さい。
スピニングリールの釣行後の水洗い
釣りから帰宅すると疲れていますから、道具を片付けるのは本当におっくうですよね。
しかし、ここでさぼると道具を痛めてしまう事になりますので、出来ればその日のうちに洗浄を行いましょう。
ここではスピニングリールの洗浄方法について解説します。海水で汚れていますので塩分をしっかりと洗い流す事を目的としています。
動画も掲載しておきますので、この記事と合わせて視聴してもらえれば理解が深まるはずです。
ボディー全体を洗う
本体についた塩分や汚れを洗い流します。
洗浄時の注意点が3つあります。
①真水の流水で洗浄する
→お湯は厳禁、塗布されているオイルがながれてしまう
②ドラグを締めてから洗う
→ドラグを締める事で本体への水の侵入を防げます
③ハンドルを回さない
→洗浄中にハンドルを回すと駆動部から水を本体へ引き込む
流水時は水がスプールから入り込まないように、リールを水平より上向きにしよう。
スピニングリールの流水で洗浄する部位とは?
水を流しながら洗う部分は4か所あります。
①ライン
②ラインローラー部
③ベールとローター部
④ハンドルノブ
この部分を意識して洗ってあげれば大丈夫です。
しっかりとラインの塩抜きをしたい場合はこうして下さい
ラインに付着した塩分を洗い流します。リールからスプールを外しておこなって頂いても構いません。私は面倒なので外さないでそのまま流水に当てています。流水はチョロチョロでOKです。
流水をスプールに当てて数分。その時本体へ水が入り込まないように少し上向きになるようにしておくと良いです。
洗浄が終わったら水分を拭き取る
洗浄が終わったらリールを数回振って水分を大まかに飛ばします。
その後タオルなどを使って水分や汚れを綺麗に拭き取る。細部の汚れも確認しながら拭き取ってしまいましょう。
ハンドルを勢いよく回すとベールやラインローラー回りの水分が飛びます。
乾燥
風通しの良い直射日光の当たらないところで乾燥させましょう。
スプールを外しておくと乾燥させやすいですね。
グリスアップの方法
リールの駆動部分やベアリング部分に定期的にオイルを充填する事により、滑らかな動きを保つことが出来ます。
リールを長持ちさせ、快適に使う為に釣行3回に1回程でグリスアップをすると良いです。
グリスアップしてほしい箇所は下記の3か所だ。
シュッとする前にティシュや綿棒で汚れを拭き取っておいて下さい。結構汚れていますよ。
付けるオイルの量ですが、液体ならば1滴、スプレーならわずかにシュッです。余分なオイルは拭き取りましょう。
ラインローラー部分にシュと
ラインローラーの隙間部分に充填します。ラインローラーの回りが悪くなると、リールの巻き取り感が重くなるぞ。
センターシャフト部へシュと
スプールを外してセンターのシャフトに1回シュッ!ハンドルを回してオイルをなじませて下さい。
ハンドルシャフト部へシュと
ハンドルのシャフトを差し込んでいる部分にベアリングがあります。ハンドルを止めているネジを反対側から外します。ベアリング部分へシュッ!
どんなオイルをつかうの
リールは精密機械です。ですのでオイルもそれなりに適したものを使うとよいです。シマノやダイワからオイルとグリススプレーが売り出されていますので、それを活用すると間違いないですね。
少々お高いのですが、これだけあれば数年は持ちますよ。
まとめ
リールを長持ちさせ快適に使う為に釣行毎のメンテナンスは必要です。面倒臭がらないでしっかりと扱ってあげて下さい。