こんにちは、しまLOGのしまちゃんです。
アジの投げサビキ釣りでは釣研の「遠投カゴサビキ 6号」をメインに使用しています。飛距離が出るように少しチューニングして使用しているのですが、ウキが相次いで壊れてしまい殉職状態です。
羽根の部分が壊れたのですが、このウキには職場復帰してもらう為に修復を施しました。同じ様に壊れたウキの補修に困っている方に役立てばと思い補修方法をまとめてみました。
アジの投げサビキ用に釣研のウキを購入
私はアジの投げサビキ釣りを手持ちの磯竿3号を活用しています。投入時の負荷が軽くて楽に投げられるように比較的軽めの6号のウキを使用しています。
※タックルの詳細はこちらを参考に
https://shimachan50.com/2021-9-1-column/
価格も手ごろで非常に使い易いウキですが、私の使い方が悪くて2個連続で壊れてしまいました。
飛距離が出るようにチューニングをした結果
投げサビキ釣りで中アジ以上を狙っていますので、それなりに飛距離が必要です。その為にウキに自重を付けるチューニングしていました。
これをすると、重い通りの飛距離と着水が出来て大変気に入っています。
↓その方法はこちらを参照
しかし、1個目のウキは自重を付け過ぎたようで、1投目でウキの羽の付け根部分が着水と同時に折れてしまった!
2号程度の重量を付けたのですが、1投目での破損はショックでした。メーカー推奨の方法ではありませんので自己責任ではありますが、あまりにもあっけなく折れたものです。
すぐに1個買い足して、次は追加する重量を1号程度にして使用してみました。
2つ目のウキも殉職
2個目を快適に使用しておりましたが、1か月位経った頃にやはり羽根の根本から折れてしまいました。
これでは次々と壊れてしまうので、羽根の部分を強度を持たせて補修する事としました!
強度を確保した羽根を自作してみた結果
ネットで検索しながら試行錯誤して作成した結果、なかなかいい感じで完成しました。2回ほど実釣で使用しましたが問題なさそうです。
羽根の補修方法
用意する材料
・羽根…100均で0.5mmのプラ板購入。本当は強度的にはポリカが良い。
・紙ヤスリ…同じく100均。いろんな番手がセットになっている物。
・ボンド…愛用しているセメダインスーパーX2。これ1本あると重宝します。
・パイプキット3mm…樹脂パイプ。釣具屋の手作り部品コーナーにあります。羽根をウキ本体に固定するのに使用します。
・硬質ステンレス材1.2ミリ…売り場は上記同様。パイプの中に入れて強度をアップさせます。
・蛍光オレンジの塗料…売り場は上記同様。羽根を着色します。
設計図を書く
ブラ板のカットと折り曲げる寸法を書き出してみる。左図の4ミリは折り曲げ線になるので、カッターナイフで1回なぞればOKです。
プラ板をカットしたら紙やすりでゴシゴシする
カットしたプラ板ですが、紙やすりの240番位で両面を軽くこすって傷を付けます。上の写真右がこする前、真ん中がこすった後です。
この様にしますと、ボンドの接着効果が高くなります。また、塗料の乗りが良くなるので必ず実施しましょうね。
カットしたプラ板を成型する
3枚の板が成形出来たら並べてみましょう。問題なさそうです。
このボンドを使って接着します。これは速乾で接着力が強いし、弾力性と対候性にも優れているのでオススメです。
プラ板にボンドを薄く塗布し、10分程放置して半渇き状態にします。その後接着するとずれにくくなります。
圧着させるために洗濯ハサミなどで固定します。
数時間立った状態、接着完了しました。真ん中のスペースにパイプを挿入します。
ウキに芯材を取り付けします
ウキに羽根を取り付ける心材を固定します。3mmのパイプを取り付けしますので、電動ドリルで3mmの下穴を開けます。
心材はパイプキット3mmの中に硬質ステンレス材を挿入して強度を出します。今回のチューニングの一番の肝の部分です。これならば折れる事はないでしょう。
そしてウキ本体の穴にボンドを注入して上記の心材を挿入。15ミリ程挿入していますので強度的にも問題ないと思います。
羽根の取り付けと着色
羽根の中央の隙間にボンドを注入して差し込みます。
羽根の下部を斜めにハサミでカットします。ボンドが乾いたらバリを紙やすりで整えます。
塗料を塗布します。基本の蛍光オレンジを塗りました。刷毛のついていないタイプでしたので、筆を使うのが面倒な事もあり爪楊枝で伸ばしながら塗りました。ムラは出来ますが乾くとなじんで気になりません。
一度塗り目が乾きました。2度塗りして完成とします。
完成
二度塗りが終わり完成です。視認性も良いし羽根を固定している軸の強度も上がりましたので安心して使えます。
まとめ
壊れたらすぐ買い足すのもいいのですが、自分でリペアすれば思い通りのチューニングが出来て道具を無駄にせずに済みます。
皆さんも壊れた道具を直して使ってみるのは如何でしょうか。愛着も沸いて釣りがもっと楽しくなりますし、道具への関心も深まって釣りが上手くなると思いますよ!