圧倒的な速さで水が沸騰する小型バーナーとして、キャンパーや登山者に人気のあるジェットボイル。
その理由はあっという間にお湯が沸き、そして収納がすごくコンパクトになるので便利で使いやすいからです。
最速モデルなら500㎖の水を、何と100秒で沸騰させてしまう。
だから屋外ですぐにカップ麺を食べたり熱々のコーヒーが飲め、釣り人に人気が高く愛用者が多いのもうなづけます。
皆さんにもジェットボイルを手に入れ釣行で活用してほしいです。大切な釣り時間を満喫しましょう。
そして私がおすすめするジェットボイルの機種はジップです。
ジェットボイルをオススメする3つのポイント
1、たったの100秒でお湯が沸かせる
最速モデルだと0.5Lの水をわずか100秒で沸騰できます。また、風に強く短時間で沸騰させる事ができます。
一般的なクッカーの熱効率(30〜40%程度)に比べて、ジェットボイルは80%以上(フラッシュを除く)の高い熱効率を発揮します。
だからすぐにお湯を沸かすことが出来るのです。それは特殊な機能、「フラックスリング」のおかげなんです。
このギザギザの部分が熱を受ける表面積を増やし、効率的にバーナーの熱を伝えられる。
小さな火力でも素早く沸騰するから、ガスの使用量が少ないのです。
2、コンパクトに収納ができる
ガスカートリッジなど、道具が全て本体に収納できてコンパクトになる。だから携帯するのがとても楽ちん。部品の紛失を防ぎ持ち運びがしやすいのです。
3、目的と予算に合ったモデルが選べる
湯沸かしをメインとした物から、高山など気温がマイナスでもストレスなく煮込み料理ができる高スペックモデルまであります。
おすすめの機種はジップ
釣りに使うのであればジップ(ZIP)をおすすめします。
①湯沸かしに特化したモデル
②コンパクト収納
③リーズナブル
①湯沸かしに特化したモデル
釣りの最中に本格的な煮込み料理をする人はほとんどいないですよね。
短時間で食事を済ませたいから、お湯でカップ麺を食べたり温かい飲み物を飲むくらいだと思います。
ささっと食事を済ませて釣りを再開したいアングラーに、煮込み料理などできる高機能は必要ないと思います。
②コンパクト収納
便利でもかさばっては意味がありません。タックルバックにコンパクトに収まるジェットボイルは助かります。
③リーズナブル
ZIPはジェットボイルの中ではもっとも安いモデルです。爆速でお湯が沸きコンパクト収納できてリーズナブルなら、言うことはありませんね。
ジェットボイルの他のモデルの機能や価格も知りたいと思いますので、詳しくご紹介していきます。
ジェットボイルの各機種のスペックと価格
ジェットボイルは6機種ありますが、基本モデルとサーモレギュレータ(サーモ)の2つに区分けできます。まずは各モデルの特徴を紹介します。
●基本モデル
湯沸かしがメイン。高速で沸かす事ができます。
●サーモレギュレータモデル
煮込み料理に対応し―6度まで安定した火力を発揮する。高所登山などを想定したモデル。
基本モデル
基本モデルは3タイプあり、2機種が湯沸かしメインで1機種が調理も可能です。
必要最小限の機能
驚異の沸騰スピード
専用クッカーで料理対応
サーモレギュレータ(サーモ)モデル
サーモレギュレータモデルは、高所など低温で気圧が低い場所でも火力が安定する機能を搭載しています。
携帯性にすぐれたモデル
口が広く料理がしやすい
2~4人の大容量モデル
わかりやすいように、特徴・機能・公式オンラインショップ価格を比較表にまとめました。
▶横にスクロールできます。
モデル | 機種名 | 容量 | 特徴 | 重量 | 収納時 サイズ |
公式OL ショップ価格 |
釣りに おすすめ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
基本 | ジップ | 0.8L | 湯沸かしに特化した ローコストモデル |
約340g | Φ10.4cm 高さ16.5㎝ |
¥12,100 | 〇 |
基本 | フラッシュ | 1.0L | 湯沸かし時間 最速モデル |
約371g | Φ10.4㎝ 高さ18㎝ |
¥16,830 | 〇 |
基本 | スタッシュ | 0.8L | クッキングが出来 る最軽量モデル |
約200g | Φ13㎝ 高さ11.2㎝ |
¥19.800 | |
サーモ | マイクロモ | 0.8L | 高性能バーナーの コンパクトモデル |
約340g | Φ10.4㎝ 高さ16.5㎝ |
¥20.900 | |
サーモ | ミニモ | 1.0L | 口広浅型のカップ で食事に最適 |
約415g | Φ12.7㎝ 高さ15.2㎝ |
¥22,000 | |
サーモ | スモー | 1.8L | 大容量の調理 に対応 |
約453g | Φ12.5㎝ 高さ21㎝ |
¥23,100 |
2022年5月3日調べ
釣りで必要なジェットボイルの機能と選定ポイント
キャンプや登山と違い、釣りの最中に時間をかけて調理することはないですよね。
キャンプは非日常的な空間で料理をゆっくりと楽しむ事が目的の一つ。それに対して釣りは魚を釣る事が最大の目的です。
簡単に作れる暖かい食事と言えばカップ麺。特に寒い時期の暖かい食事は最高です。そして軽くてかさばらないから、釣りにはうってつけの食材です。
そこで求められる機能はお湯を短時間で沸かすこと。そうすれば熱々のカップ麺やコーヒーを素早く飲食できます。
釣り場で役立つ機種の選定ポイント
●最速でお湯が沸く
湯沸かしに無駄な時間がかからないから、時間の有効活用ができる。
●暖かい釣りご飯が速攻で食べられる
すぐにカップ麺が食べられる。熱々のコーヒーでリフレッシュができる。
●お湯を沸かす容量
カップ麺に必要な500ml以上を沸かす容量がある。
このポイントから最適な機種を絞ってみました。
湯沸かしならジップかフラッシュの2択
出典:モンベル
湯沸かしに特化したジップかフラッシュ、この2機種から選択すれば間違いありません。
極寒期の釣行でも気温が終日マイナスな事はないでしょうから、サーモレギュレーター搭載機種はオーバースペックになります。
この2種類の特徴についてもう少し詳しくご紹介します。
ジップ
必要最低限の機能が備わり価格が一番リーズナブル。火力は1134kcal/hで0.5Lを2分30秒で沸騰させられる。コンパクトサイズなのでかさばらず快適に持ち運びできます。
カラー:ブラック
※自動点火装置が付いていないため、点火にはマッチやライターが必要です。
フラッシュ
2269kcal/hの高カロリーで沸騰時間はシリーズ最短の0.5Ⅼ/100秒。満タン1.0Ⅼとなっている。性能は文句なしだけど、ジップより¥5,000位高いのがネックか?
沸騰時、インジケーターがオレンジになって知らせてくれます。
カラー:6種類
注意点として、ガスカードリッジは別売りとなりますので別途手配が必要です。100gタイプのガスカートリッジでジップだと12L、フラッシュだと10Lのお湯が沸かせるので1つあればしばらく大丈夫です。
ジェットボイルの口コミ
ジェットボイル愛用者の口コミをTwitterから集めてみました。良い評価・悪い評価を掲載しますので参考にして下さい。
お湯を沸かすのが目的ならちょっと高いかもですが、ジェットボイルがおすすめです。
JETBOIL(ジェットボイル) バーナー ZIPジップ ブラック 1824325 BK 【日本正規品】 PSマーク取得品 https://t.co/vErddHAHLH
— 週末はバイク屋さん (@_TRACER900GT_) November 5, 2020
ゆるりとバス釣り「 ジェットボイル、釣りやアウトドアに携帯用バーナーが本当おすすめ! 」 https://t.co/sRSnLlcODR pic.twitter.com/v7bNLK3x6f
— yurubass (@yurubass) April 12, 2022
ジェットボイル高いなぁ
興味あるけどまだ要らんよな
うーーむ pic.twitter.com/0YMDczrqjd— みこ🦈 (@mikogame911) May 4, 2022
https://twitter.com/hiyokkoInvestor/status/1496764018584813568
2度目の堤防釣りチャレンジ。
恋人と揃って坊主。
ジェットボイル使ってお湯沸かしてカップラーメン食べて美味しかった。
帰りに百均により本気の道具買い集め。— やこ (@RabelSRCBVtr) May 8, 2022
注意!ジップには自動点火装置がない
自動点火装置があると、スイッチを押すだけで点火ができるので便利です。
しかし、ローコストモデルのジップには自動点火装置がなく、フラッシュには搭載されている。
それならフラッシュ一択になると思うでしょうが、それもちょっと考え物なんです。自動点火装置にも難点があるんです。
●風が強いと点火しにくくなることがある。
●点火装置の調子が悪いと点火しない。
●点火装置自体が壊れることがある。
こうなると湯沸かしが出来なくなります。ですからライターなど予備の点火器具を用意する必要があるのです。
点火しない時の対策とジップ用に必要なポケットトーチ
ライターは風が吹くとすぐに消えてしまうので、ポケットトーチの使用をオススメします。ターボライターのような物ですが、火力が強いので強風でも確実に点火できます。
ホームセンターやアウトドアショップで販売しています。このタイプは燃料がライターなので、予備燃料の携帯がかさばらないところが嬉しいですね。
↓詳しくはこの動画でご確認下さい。
釣りにおすすめのジェットボイルのまとめ
釣りの食事にはジェットボイルを使ってほしいです。最速で湯沸かしが出来るから、無駄な時間をかけなくていい。その時間を釣りに充てることが出来るからメリットが大きいです。
大きさもコンパクトでタックルボックスに無理なく収納可能です。オール・イン・ワン設計だから散らかる心配もありません。
暖かい食べ物や飲み物は、フィッシングタイムをより充実させてくれることは間違いありません。
釣りに適したジェットボイルはジップかフラッシュがおすすめです。最速100秒でお湯が沸きます。さっそく手に入れて、釣りをより楽しんで下さい。