神津島釣行

【釣り遠征】伊豆七島の神津島、堤防でデカシマアジと石鯛が釣れた

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神津島の写真

単身赴任で鳥取県米子市に3年いましたが、この10月に家族のいる神奈川県にもどってきました。米子市の隣にある境港市はチヌやアジの良いポイントがあります。

その他、ルアーマンにとっても対象魚が多く魅力的な釣り場です。本当に県外ナンバーが多かったのが印象的でした。

境港周辺は本当に良い釣り場が多かったのですが、唯一不満なことがありました。それはメジナの魚影が薄く型が小さいことです。

神奈川西部から東伊豆にかけて頻繁にフカセ釣りに行っていましたが、うまくいけば40センチクラスが地磯から普通に釣ることができます。

しかし、境港周辺は秋をスタートに短期間しか地磯や堤防からメジナが釣れなかった。それも30センチを超えると良型と呼ばれる程、型も小さかったのです。

10月に神奈川に戻ってきて真っ先に行ったのは、それまで定期的に通っていた伊豆七島の一つ、神津島です。

何せこの島、離島だけに堤防からの釣りなのに信じられない良型の魚や、数が釣れたりするロマンのある釣りポイントなんです。

早速10月の末に釣行してきたので報告します。

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神津島

伊豆七島の一つである神津島、行ったことはありますか?東京から南へ178キロにある島なんです。ここは東京都になり車は品川ナンバーなんです。

私はフカセ釣りを始めた20年ほど前から、海釣りの師匠に連れられて何十回も行きました。離島だけに堤防でも桁違いの釣果を上げることができるのでやめられません。

最近では近隣の沖磯から大物のマグロやハガツオが狙えるとあって、人気が高まっているようですよ。

もちろん堤防からガッチリ大物が狙えます。時には沖磯を凌駕するような大物が釣れる、まさにロマン溢れた釣りスポットなんです。

釣りロマンを求めて横浜大桟橋から出航

大桟橋から出航

今回は大型船を利用して横浜の大桟橋から出航しました。いつものように、金曜の夜23時に出港し土曜の10時到着。復路の日曜は10時頃出港するパターンです。

横浜からの出航は金曜日の23時くらい、復路は日曜日の18時くらいに着く。

神津島へ行くには大型船と高速船の二種類があるが、いずれも東京の竹芝桟橋を発着としており神奈川県に住んでいる私には不便なんです。

これは期間限定ですが、東京から横浜に立ち寄ってくれる便があるので便利なんです。

さらに良いことがあります。船の利用があると、大桟橋駐車場の料金が割引になります。

金曜日21時頃から日曜日の18時半頃まで、2千円で利用できます。

乗船券の購入時に、駐車券を提示してスタンプを押してもらってね。

釣りは荷物が多いから車で港まで持っていきたいですよね。週末釣りプランですと車を二泊三日駐車することとなります。東京出港ですと周辺の駐車場代は当然ですがすごく高い。5千円以上すると思います。

しかもこの横浜港の大桟橋駐車場は、港直結の駐車場なので運搬にすごく便利で雨が降っても濡れません。

横浜港が近い方は経済的で便利なこちらをおすすめします。

>>詳しくは東海汽船のHPを参照ください。

便利グッズの紹介もします。重たい荷物を楽に運ぶには、折り畳み式のキャリーカートが必須です!

下記の写真の一番前は私の愛用品です。今回も、同じものを使っている方が数名いました。これ、おすすめです。

 

大桟橋の出航前

 

詳しくはこちらの記事を参照してください。

すごく役立つ東海汽船の株主優待券

東海汽船を利用する場合は、割引率が高い株主優待券の活用をおすすめします。

これを活用すると繁忙期などを除いて、なんと35%offになるんです。魅力的ですよね。

株主でない人でもメルカリやヤフオクを活用することで優待券を入手できます。

株主優待券には期限があります。4月〜9月、10月〜3月と半年で設定されています。

優待券は片道で一名一枚必要となりますので、メルカリなどで必要枚数を入手するとよいでしょう。

釣行した10月下旬、一番下のクラスである2等室で横浜ー神津島の往復が9千円ちょっとで購入できました。この金額で船中泊の船旅が楽しめるならお得だと思いませんか?

神津島の前浜桟橋で釣る

スーパー堤防の前浜桟橋

神津島には西側にある前浜桟橋と南東側にある多幸湾桟橋があり、釣りが可能となっております。やはり本命は沖に突き出ている前浜桟橋です。

多幸湾桟橋はこじんまりとしているので、風向きによって前浜桟橋で釣りができないときの押さえのポイントとして活用しています。

しかし、時として多幸湾桟橋が爆釣もあるので、地元の方の情報を参考にしてみてください。

前浜桟橋のポイント

釣り物によりますが、先端以外が意外と釣れます。桟橋の北側は砂地混じりの岩礁帯のようになっているようです。

北側から潮が桟橋に当たり、先端に向かって流れていくことが多いかな。

フカセ釣りメインの私はこの北向きで釣りをすることが多く、過去の実績は申し分ないです。

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南側は底は砂地で所々に岩があるようです。湾状になっていることもあり海が落ち着きやすいので釣りやすい。

宿泊は知る人ぞ知る民宿よねき

昔から大変お世話になっている民宿です。現在ではコロナの影響もあり積極的に営業はされていない様子ですね。こちらでは何台かレンタカーを所有されているのですごく便利。

そして何よりこの宿の若旦那、タカミさんが凄腕アングラーなんですよ。フカセ釣りはもとより、磯や船からのジギングやルアーなどマルチアングラーで釣果も凄い。

そして釣り情報を沢山知っているので、色々と聞かせていただき釣行プランに組み込んでいます。

今回も一緒に釣りをして頂き大変お世話になってしまいました。

まだ水温が高くて厳しい神津島

前浜桟橋の私の釣り座

釣り初めは北側を釣っていましたが、向かい風が強く、また良型のタカベが海一面に乱舞しており、とても釣りができる状況ではなかった。

ですから程なくして南側へ移り釣りを再開。なんでも、最近は単発ですが良型(40〜50㎝)のシマアジが揚がっているようです。

信じられない大物を掛けた!

タカミさんが大物を掛ける

南側で釣りを再開しコマセを撒き始めると、最近になって増え始めたオヤビッチャの猛攻になってきた。スズメダイの仲間ですがサイズが15センチ前後と大きい。

そこに時々ムロアジが回遊してくる。それを私が掛けると、50㎝オーバーのカンパチが追っかけてきます。すごい勢いで逃げるムロアジと追うカンパチ!

一度食ったのですが、ムロアジが30㎝ほどと大きいこともあり食い込めなかった。

暫くするとタカミさんが掛けたムロアジに先ほどのカンパチが食った!2号のフカセ竿がガッチリ弧を描いています。暫くのやり取りの後にバラしてしまった。

ムロアジが大きすぎて飲み込めなかったようで吐き出していました。

それでも30㎝ほどのカンパチがコマセに反応していたので、オキアミを投入後シュッと動かしてリアクションで狙うと食ってきた。このサイズでも良く引くので楽しい。

タカミさんが堤防際狙い

タカミさんがオヤビッチャをかわすために堤防際を狙い、何やら魚を掛けてやり取りをしています。イスズミかなと言っていたのも束の間、ガンガンと強烈に竿が引き込まれています。

あがってきたのはデカい石鯛だった。しかし、魚体は見えるもののなかなか水面をわりません。数分のやり取りの後に玉網に収めたのはこの魚。

大型の石鯛を釣った

60㎝近い石鯛です。これにはびっくりです。最後の抵抗がすごく、私なら焦って強引にタモ入れしようとしてバラスな・・・、と思いながら見ていました。

しかし、タカミさんは終始余裕のやり取りだった。さすがですよ。

このサイズの石鯛は沖磯でもそうそう出るサイズではありません。それが桟橋から釣れてしまうのです。

日没後もタカミさんはすごかった

神津島の夕焼け

オヤビッチャが大量に湧いてしまいフカセ釣りは断念。二人でカゴ釣りでシマアジ狙いに切り替えました。

日没し一時間ほど経つが反応なし。我慢できず私はフカセ釣りに戻す。数回強烈な引きがあり、4号ハリスが飛ばされました。多分おおきなイスズミでしょう。

そんな中、タカミさんは黙々とカゴ仕掛けを打ち返しています。そしてまたもやドラマがおきました。

それほど大きくないですと言いながら仕掛けを巻き取っています。しかし、タモ入れになって慌てている様子がわかりました。

それもそのはず、ネットインしたのはこの魚。

 

 

 

釣り上げたデカいシマアジ

これにはまたまたびっくり。なんて見事なシマアジなんでしょうか。このサイズ、堤防で釣れますか?

そして何より感動したのが、決めた釣り方でアタリがなくてもやり通したタカミさんの精神力です。私は途中で挫折して違う釣りをしてしまいましたが、こうと決めたらやり通すことの重要性を感じました。

やっぱりすごい釣り人です、タカミさん。

わたしはと言いますと、全長より体高の方が大きい不思議な魚を釣るのが精一杯でした。

謎の魚

神津島のタックルと釣果

・リール:ダイワインパルト2500
・ウキ:シマノ CORE ZERO-PIT DVC TYPE-D 00
・道糸:ダイワ/アストロン磯Pパック 3号
・ハリス:サンライン/スーパートルネード 3号
・針:ジーク尾長3号

お持ち帰りできる私の釣果はムロアジとカンパチ、オナがメジナくらい。見かねたタカミさんがなんと石鯛とシマアジをくれました。涙

神津島を出港

釣果をおいしく頂いた

石鯛を捌く

帰宅した翌日、まずは石鯛から調理をしました。皮が美味しい魚らしいので、通常の刺身と湯引きの二種類を用意し家族に振る舞いました。

石鯛の盛り付け

魚は皮目に脂がのり旨いのですが、厚めの皮のコリコリ感が相まって最高です。

 

その翌日はおまちかねのシマアジ。エラと内臓を抜いて冷蔵庫で熟成させた。

シマアジを捌く

今回は刺身の他に炙りもやってみました。このサイズになると脂のノリが最高で本当に美味かった。

シマアジの盛り付け

私が釣った魚ではありませんが、調理した刺身を美味しく食べてくれて嬉しいしタカミさんには感謝です。

やっぱり神津島はすごい

この釣果はいかがですか?私はろくな魚を釣っておらず恐縮です…。

しかし、手軽にエントリーできる桟橋から夢のような魚が釣れることはお分かりいただけたと思います。

夏の魚は終わりを告げてこれからはフカセ釣りなどが良くなってきます。同時に冬の季節風が非常に強まってくるので、年内が勝負でしょう。

みなさんも神津島を含めて離島釣行にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。きっとロマン溢れる釣りを堪能できるはずです。

参考までにこれまでの神津島の釣行記録です。

https://shimachan50.com/2304-2/

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