伊豆七島の一つである神津島。この島には幾度となく釣り遠征をしていますが、釣りロマンあふれるフィールドです。
堤防や地磯の釣りがメインなのですが、本土ではあり得ない大物が掛かり数も多く釣れます。
そんな釣り遠征を快適に、そしてきっと役に立つであろう必要不可欠なアイテムを5つ紹介します。
これから遠征を考えている人の参考になれば幸いです。
離島での強風や厳しい環境下でも活躍してくれるであろう、これらのアイテムを駆使して、納得の釣果を上げたいと思います。
■この記事を書いた人
●海、川、湖で釣り歴は30年以上
●現在は3~4回/月の釣行をしています
●釣りのステップアップ情報を発信中
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ハリス:サンラインの「アジーロSV-1ハード」
神津島のフカセ釣りで使うハリスは3号が基本となります。折角の遠征です、大物狙いに徹するのでいつも使っている2号ハリスは封印。
実際なかなか釣れないときでも、ガツンとデカいのが食ってくることはよくあります。2号ハリスで切られたなんて、泣くに泣けないですよね。
今回は新たにサンラインの船ハリス「アジーロSV-1ハード」を使用します。
このハリスの最大の特徴は、マジカルピンクのカラーリングにあります。あり得ないですよね。ハリスなのにこのピンク色!
なんでも科学的な研究データから、このカラーは魚から見えにくいとされているようです。ホンマかいな?
しかし、アマゾンのレビューでは肯定的な意見が多く、評価もそれなりに良いのですよ。
一方、濁り潮では効果的だけどすみ潮では逆効果になり、釣果が落ちるとの指摘があるんですよね。
百聞は一見に如かず。とにかく使ってみようと購入しました。ポイントは状況に合わせて使い分けることが重要のようです。釣行後にレポートしますね。
また、100m巻きのコスパの良さも魅力的です。ご存じの方は多いと思うのですが、旧Vハードには100m巻きがありました。
それがモデルチェンジとともに100m巻きがなくなってしまいました。
サンラインさんに確認したところ、100m巻きはこの「アジーロSV-1ハード」に引き継がれたとのこと。
糸巻の径が50m巻きの2倍ほどあるので巻き癖がつきにくく、しなやかな使用感も期待できます。
離島での大物狙いには、高性能なハリスが欠かせません。マジカルピンクのカラーと強度、100m巻きのコスパが魅力の「アジーロSV-1ハード」は、神津島での釣行に最適なアイテムだと言えるでしょう。
針:ONIGAKEの夜尾長9号
離島の釣行では小さな針では物足りません。毎回、日中は夜尾長9号を使用します。
9号サイズは、離島でのフカセ釣りの基本サイズと言えるでしょう。なぜなら大物狙いだからです。
商品名は「夜尾長」ですが、日中に使っても問題ありませんよ。いつもよりサイズが大きく、大物の引きで針が伸ばされない強度が必要なのです。
ただし、夜釣りの際はさらに大きな11号クラスを使うことをおすすめします。もちろん、ハリスは4号以上ですよ。
電気ランタン:ジェントスの防水ランタン
遠征をしたら、日没後も休むことなく釣り続けますよ。当然です!
夜釣りの必需品である電気ランタンは、ジェントスの防水モデルを選びました。
このランタンの最大の特徴は、耐水・防水性能が高いことです。IP67の防水規格を満たしており、水没しても問題ありません。すごくないですか?
突然の雨はもちろん、落水してもタモですくってそのまま使えます。また、落下強度も高いため、壊れにくい丈夫な作りになっています。手に収まるコンパクトサイズもうれしいですよね。
さらに、キャンドルモードなら107時間の長時間点灯が可能です。夜通し使えるので、夜釣りに最適です。ロウソクのようなキャンドルモードは、暗闇での雰囲気作りにも活用できます。
▼キャンドルモードの様子
そして防災用としても活用できる便利なアイテムです。地震が多発する昨今、釣行時以外でも日常生活の安全対策としても重要な装備と言えるでしょう。
ジェントスの防水ランタンは、離島での強風や濡れた環境下でも安心して使えるアイテムです。夜釣りの必需品として、ぜひ持参したいですね。
実はこの商品、方落ち品なので注文が出来ない場合があります。後継機種は下記になるのでご確認ください。
遠矢ウキ:ダイレクトポイント260
離島での強風対策として、遠矢ウキのダイレクトポイント260(DP260)が活躍します。
DP260の最大の特徴は、長いボディーと短いウキトップです。ボディーは25㎝でトップは5センチ。
海面から出るウキトップが極端に短く、そして海中に沈んでいるボディーが長いので強風下でもぐらつきません。
さらに風に負けない遠投性能と、遠くからでも見える高い視認性が強みです。
離島では常に強風が吹き荒れるため、ウキが流されてしまうのが大きな問題となります。しかし、DP260はそうした環境下でも安定した釣りを可能にしてくれます。
実際、昨年の神津島遠征では、12m/s以上の強風の中でもDP260を使ってグレを連発することができました。離島での釣行には欠かせないアイテムと言えるでしょう。
▼その時の様子
ただし、DP260は人気が高く、一般の釣具店では入手が難しいのが難点です。そのため、メーカーである(有)トオヤへの直接注文が便利です。ウェブサイトのトップページにある注文フォームから簡単に注文できます。
強風に強く、遠くからでも見えるDP260は、離島遠征の必須アイテムと言えるでしょう。
アテンダー3
最後はロッドです。正直、この竿でなくても問題はありません。
しかし、離島の釣りでは最高潮に気分をあげたいですよね。そうすると最高の道具が必要ではないでしょうか。
そう、モデルチェンジしたアテンダー3。多魚種のフカセ釣りに使えます。私のチョイスした1.75-50ならモンスターと言われるグレや真鯛と渡り合えます。
この竿を選ぶかは気持ちの問題かもしれません。事実、我が家の暴君もとてもお気に入りなんです。
冗談はさておき、竿の性能はもちろんカラーリングがかっちょ良すぎて、釣りをする前から気分がアゲアゲになること間違いなしです!
今回のモデルチェンジは12年ぶり。それだけじっくりと年月をかけて竿作りがされているのです。ちょっと無理をして手に入れてもいい竿だと思います。
まとめ
神津島での大物狙いのフカセ釣りに向けて、ハリス、針、ランタン、ウキなど、必要不可欠なアイテムを5つ紹介しました。
これらのアイテムを駆使して、素晴らしい釣果を上げられることでしょう。釣りの楽しみを最大限に味わえるよう。
お互いに離島遠征を楽しみましょうね!