ウキフカセ釣りでは円すいウキか棒ウキか、どちらを使おうかと悩んだ事があるはずです。
こんにちは、しまLOGのしまちゃんです。今回はそれぞれのウキの特性やメリット・デメリットを解説していきますので、これからのウキ選びの参考にして下さい。
ウキフカセ釣りのメインターゲットと特徴
ウキフカセ釣りの２大ターゲットはグレ（メジナ）とチヌ（クロダイ）になります。いずれも磯や湾内・港内に生息しており狙いやすい魚種です。サイズも50cm以上になり手軽に強い引きを味わえる好ターゲットだ。
対象魚の特性を知る
魚にはそれぞれの特性があり住むエリアや好む環境が異なります。これ等を理解する事によりアプローチ方法が決まり、使用する仕掛けやウキの種類にも影響してきます。
グレ（メジナ）の特性
潮が流れる磯場や港付近を好みます。撒き餌には積極的に反応して中層～表層へ浮いてくる事が多いためこの層を釣る事が多くなる。
チヌ（クロダイ）
流れが穏やかな湾内や港内の砂地を好み海底付近に居着いています。この為撒き餌や仕掛けも海底に届ける事が重要となります。
円すいウキと棒ウキのそれぞれのメリットとは？
円すいウキ
潮流や波との同調性
磯場の波やサラシ・潮流に対してウキの安定性が高い為仕掛けを操作しやすくアタリが取りやすい。棒ウキだとふらついてしまってアタリが取りにくいのだ。
強風時の安定性
円すいウキはトップの数ミリを残して海面下に沈んでいるので強風時の影響を受けにく。棒ウキは海水面上の部分が大きいので風にあおられてフラつく。
投入と遠投のしやすさ
円すいウキは形状が丸く小ぶりですから、投入時の安定性が良く空気抵抗が少ないので投げやすく遠投もしやすい。棒ウキは長いので空気抵抗が高く、慣れないと投入が上手く出来ない。
▼円すいウキについては初心者向けにこちらで詳しく解説をしています。
棒ウキ
感度がいい
何と言っても感度が抜群です！小さなアタリでもしっかりと見てとれるのだ。それには波の無い湾内や港内での使用が前提となります。
糸落ちがスムーズ
円すいウキは道糸がウキの中を通るので抵抗が大きくなるのに対して、棒ウキは下部の環（もしくはスイベル）を通るので格段に抵抗が少なく仕掛けの入りがいいのです。
視認性抜群
棒ウキは海面に出ている部分が大きいのでよく見える。遠投した時は顕著です。また、逆光でもシルエットがハッキリとしているので見やすい。それに対し円すうウキは殆ど沈んでいるので見えません。
円すいウキと棒ウキの使い分け方
これらのメリットデメリットより、波気があり潮流が強い所では円すいウキを、波が穏やかで深場を効率的に狙いたい場合は棒ウキが適している。
この様な理由から一般的にはグレには円すうウキ、チヌには棒ウキが使われる事が多い訳です。
用意したいウキはこれ！
グレ（メジナ）の場合
グレをメインで狙いたい場合は円すいウキでG2、B、3Bの3種類があれば状況に応じた釣りが出来るでしょう。水深による使い分けの目安はG2＝表層～３ｍ、B＝３～５ｍ、3B＝４ｍ以深とゆう感じでしょうか。
チョット値段が高いですが感度は抜群で使いやすい。Mサイズが汎用性が高く使いやすい。塗装もしっかりしているので長期間使用できるはず。長い目で見るとコスパが高いウキ。
チヌ（クロダイ）の場合
棒ウキが良いですが慣れていない人は長さに注意が必要。長い事のメリットはいろいろとあるのですが振り込みが非常に難しいのです。最初は30㎝前後のウキを使用し、なれてきたら長い物を使うとよいでしょう。
水深による使い分けの目安は水深３ｍ前後＝3B、水深４～５ｍ＝５B、５ｍ以深＝0.5号位が目安になるでしょう。
棒ウキのオススメはやはり遠矢ウキです。非常に人気がありかつ、手作り品なので品薄なのが難点です。遠矢ウキ180S小は0.5号前後の負荷があり全長は39cm。チヌに対応しており長すぎず使いやすいと思います。釣具店で見つけたらゲットだ！
どちらか1種類を選ぶなら？
汎用性が高く扱いやすい円すいウキが良いでしょう。特にフカセ釣り初心者は円すいウキに慣れてから棒ウキを使うと、その違いを理化しやすいですし上達が早まると思いますよ。
まとめ
円すいウキと棒ウキにはそれぞれ特性があります。フカセ釣りに慣れてきたら両方のウキを使って体感してみて下さい。天候や海の状況によって使い分けが出来るようになれば釣りをより楽しむことが出来ますし、釣果も大きくアップさせる事が出来るはず。
