
堤防釣りでファミリーにも親しまれているサビキ釣り。豆アジ~小アジサイズを沢山釣ったことがある人は多いでしょう。
すると、もう少し大きなサイズを釣りたくなりませんか?お刺身サイズのアジが沢山釣れたらたまらないですよね!
実は意外と簡単に釣れる方法があります。少し沖に仕掛けを投入するだけで中~大アジが釣れるんです。30㎝を超える尺アジクラスになると、グイグイと引きも強くて楽しめます。
このサイズのアジを釣るにはサビキ仕掛けを少し沖に投げる、「投げサビキ釣り」が適しています。
今回の記事で解説する内容は・・・
●投げサビキ釣りの竿の選び方
●竿の硬さ(号数)の選び方
●おすすめする竿
入門者に使いやすい竿をいくつかご紹介していきますが、結論からいいますと磯竿4.5mで硬さ(号数)は3号がおすすめです。
竿の長さが4.5mあると長いサビキ仕掛けを扱いやすく、磯竿は穂先が柔らかいので口の弱いアジをバラしにくいのです。そんな入門者にはこんな竿がおすすめです。
ダイワ(DAIWA) 磯竿 リーガル 3-45 遠投
■この記事を書いた人
●海、川、湖と30年以上いろいろな釣りを経験
●現在はフカセ釣りメインに活動中
●釣りのステップアップ情報を発信しています
アジの投げサビキ釣りに最適な竿の長さ

●磯竿の3号で4.5m~5.3m
●投げ竿の4.5m
竿の長さが4.5m〜5.3mは長いと感じた人は多いのでは。その理由として堤防際のサビキ釣りでは2m前後の短い竿を使うからでしょう。
ではなぜ投げサビキ釣りではこれほどの長さが必要なのでしょうか。それは、投入するサビキ仕掛けの長さが関係しています。
サビキ仕掛けの全長は約1.5m前後。その上にプラカゴとウキが付き、さらに垂らしが1mほど必要です。
すると合計で2.5mほどの垂らしが必要となります。下記の図を参照するとわかりやすいです。

最低でも2.5mの垂らしが必要となると、竿の長さは4.5m以上ないと投入する事が難しくなり、魚の取り込みもうまく出来ません。
よって、快適に投げサビキ釣りを行うには4.5mか5.3mの竿が必要となりす。
余談ですが、私は下カゴではなくプラカゴを仕掛けの上に取り付ける上カゴ仕掛けを使用しています。この方法は釣れますよ!詳細はこちらを参照。
>>アジの投げサビキはプラカゴが最適な訳とは!?
磯竿と投げ竿のどちらが良いか
投げサビキ釣り、特にアジを狙う場合の竿に必要な機能と役割をまとめてみました。
・アジの口切れが防げる竿
・それ程遠投性能は必要ない
・ほかの釣りに流用が出来たら便利
アジの口切れが防げる竿
御存知の通りアジはすごく口の柔らかい魚です。掛かってから釣り上げるまでに口切れしてバラしてしまう事がよくおこります。
●穂先の柔らかい磯竿を使う
磯竿は穂先が柔らかく出来ています。そのため魚の引きや衝撃を吸収するので、弱いアジの口切れを防ぐことができバラシが激減するのです。
一方、投げ竿は仕掛けを遠くに飛ばす竿なので、弾力を生み出すために硬い仕上げになっています。ですから穂先も太く硬いので繊細さは磯竿にはかないません。
アジを取り込むときの抜き上げ時、穂先の柔らかい磯竿の方がバラシを防げます。
穂先の弾力を利用してよりソフトに抜き上げができますし、暴れる魚の振動を軽減してくれる効果があります。
アジの口切れを防ぎより釣果をあげるためには、絶対に磯竿をおすすめします。
大遠投をする必要はない
投げサビキと言っても、大遠投をする釣りではありません。釣りをする場所にもよりますが、20~30m投げられれば十分です。
釣り場によっては遠投しないとポイントまで届かない場合もあるかもしれませんが、この釣りはちょい投げの距離に回遊してくる中~大アジを狙う釣り方です。
よって、竿の遠投性能の優先順位は高くありません。
ほかの釣りに流用できたら便利
どうせ竿を購入するなら、他の釣りにも流用できる方がうれしいですよね。
磯竿であればフカセ釣りに使え、堤防でメジナやクロダイが狙えます。それに対して砂浜でチョイ投げ釣りも考えているのであれば、投げ竿をチョイスすれば守備範囲が広がる訳です。
竿の硬さ(号数)について

磯竿や投げ竿は硬さの目安として号数で分かれています。それぞれの竿のアジの投げサビキ釣りに合った号数を解説します。
磯竿の場合
無理なく30m前後投げるスタイルだと磯竿3号をおすすめしています。使用するウキは6~8号。魚が掛かった時の引き味は、磯竿のしなやかなので楽しめます!
磯竿なのでフカセ釣りに流用できますが、3号の竿であれば堤防からチョイ投げのぶっ込み釣りやカゴ釣りにも使えます。
投げ竿の場合
投げ竿を使用するのであれば、20号前後の竿が使いやすく他の釣り方に流用しやすいです。投げ竿は硬めですから4.5mでもよく飛びます。
アジの投げサビキ釣りにおすすめの竿7選

ダイワ/リーガル3号-45遠投(初心者むけ)
ダイワのエントリーモデルの竿になります。磯竿の穂先は細いので、扱いに慣れていない初心者はうっかり折ってしまうこともあります。しかしこの竿は破損しにくく高感度なチューブラー穂先を採用。
チューブラー穂先は中空構造なので通常の磯竿より太いため強度があるのです。特徴として張りがあるり硬めに仕上がっています。
投げサビキ釣り仕掛けはプラカゴにアミを入れて投げるので重量がありますが、硬さがあるので穂先が垂れ過ぎず扱いやすい竿です。
長さが4.5mと取り回しが良くて、人の多い堤防で使う場合や竿の扱いに慣れていない初心者には最適な長さで安心して使えるメリットがあります。
スタンダードモデルの3号-45と間違えないようにしよう。遠投モデルの方が竿にパワーがあるので、投げサビキ釣りに向いていますよ。
全長:4.45m 自重:220g 錘負荷5~10号
シマノ/ ホリデーイソ3号-450PTS(初心者むけ)
こちらはシマノのエントリーモデルの磯竿になります。長さは4.5mなのでこの前にご紹介したダイワ/リーガル同様に扱いやすい仕様となっています。
商品名のPTSの意味ですが、簡単に言いますと遠投仕様のことです。ですからダイワ/リーガル同様にパイプシートになっておりリールのホールド性能は高く安心して使えます。
こちらもスタンダードモデルの3号-450と間違えないようにしよう。
全長:4.45m 自重205g 錘負荷5~8号
宇崎日新/プロスペック ISO KW遠投 3号-5.3m(初中級者むけ)
老舗釣り具メーカーの宇崎日新。ダイワやシマノには知名度は劣りますが品質はしっかりとしており安心して使える国内メーカーです。
こちらはプロスペックISOにKガイドを搭載した遠投モデル。Kガイドとはガイドに傾斜をつけて糸が絡みを軽減できる高級ガイドです。
これが搭載されていると、特に風のある日は糸絡みの悩みから解放されて、快適に釣りが出来るのだ。しかもオールSICガイド。それでこのお値段。宇崎日新だからできるコスパの高さです。
今回ご紹介している竿は5.3mモデルですが、3.6mや4.5mもあるので気になった人はチェックしてください。
全長:5.25m 自重:290g 錘負荷5~8号
ダイワ/インプレッサ 3-53HR・Y(初中級者むけ)
使いやすさにこだわったシリーズ。適度な張りと手感度に優れたチューブラー穂先を採用している。スクリュータイプのリールシートなので、巻き取り時のガタツキを大幅に軽減してくれます。
全長:5.3m 自重281g 錘負荷5~10号
ダイワ/リバティークラブ サーフT 25号-450-K
最後にご紹介するのはダイワの投げ竿になります。投げ竿のエントリーモデル。アジの投げサビキはもちろん、キス釣りなど投げ釣りにも活躍してくれる竿になります。
これ1本あれば守備範囲はかなり広くなりますね。
Amazonで人気NO.1のダイワ/リバティークラブ磯風3-45遠投
最安はプロマリン/サビキスペシャルEX3−45
投げサビキ釣りのおすすめ竿のまとめ
使用する竿は3号の磯竿で長さは4.5m~5.3mをお勧めします。超遠投する釣りではないので、それ程硬い竿は必要ありません。
むしろ磯竿の柔らかさがアジのバラシを軽減してくれるので、磯竿の遠投仕様を選ぶと釣果UPにつながります。
これから挑戦する方には4.5mのモデルが良いでしょう。この長さなら扱いやすいので安心して使えます。竿の購入を検討している方は是非チェックして下さい。
竿を入手したら、釣り場へ行って試してみる事です。誰でもすぐに上手くは行きませんが、私の記事を読んで予備知識を付けてもらえれば、釣れるスピードはぐっと上がると思っています。
当ブログを参考にして一番購入される竿はダイワのリバティーです。
良型アジをゲットしてくれると嬉しいです。またアジ釣りに役立つよく読まれている記事をご紹介しますので、是非読んでみて下さい。


