梅雨真っ盛りの6月19日。皆さん如何お過ごしでしょうか。曇天の日などは日差しが遮られ釣りがしやすい季節です。フカセ釣りが気になっている方は、このタイミングでフカセ釣りデビューしてみてはいかがですか?
私もGWぶりにチヌのフカセ釣りに行ってきました。曇天の中、風もさわやかでとても釣り易かったです。コマセの用意などわかりやすいように掲載していますので、気になる方は是非目を通してみて下さいね。
フカセ釣りの道具について
フカセ釣りは撒き餌を撒いて魚を寄せて、針についた付けエサを食わせ魚を釣り上げる釣法です。その為道具が多くなり用意が大変ですが、潮の流れを読みながら仕掛けを投入して魚を釣り上げる動作は他の釣法には無く、とても創造的で奥の深い釣りなのです。
そんなフカセ釣りの道具ですが、いろいろと揃えなければなりません。よって、入門者には懐の痛い所ですので、はじめは安価にそろえるのも手です。
中級者へステップアップ時に道具を買い換えると思いますので、最初は安価にそろえるのも良いと思います。そんなあなたに参考になる記事はこちらを参考にして下して下さい。
■磯竿について
■リールについて
■バッカンについて
■その他初心者方向けのコンテンツ
https://shimachan50.com/category/osusume/hukasetsuri-biginner/page/2/
撒き餌の準備と作り方について
フカセ釣りは撒き餌(コマセ)を用意しないと始まりません。コマセですがオキアミに配合餌を混ぜて作ります。しかし、この配合餌が意外と金額がはります。
それを解決するために私は自作で配合餌を作っています。激安で済むのですが、心配な方は釣具屋さんで店員さんに相談して市販の配合餌を購入しましょうね。
私の場合この様に配合餌を作っていますので参考にして下さい。
実際どのようにコマセ作りを行うのか、順を追って説明します。
釣具屋さんに解凍予約
家の近所や釣り場付近の釣具屋さんがありましたら、コマセとなるオキアミの解凍予約が出来るか確認してみましょう。「解凍予約はできますか?」と聞いてみて下さい。
オキアミはカチコチに冷凍されているので、釣りをする6時間程前から解凍する必要があります。
解凍予約についてはこちらを参考にして下さい。
配合餌の準備
コマセには解凍したオキアミに配合餌を混ぜ合わせて使用します。コマセを狙いたいポイントへ柄杓を使用して投入していくのですが、オキアミだけではすぐバラバラになって飛んでいきません。
よって、オキアミにまとまりを持たせる為に配合餌を混ぜ合わせます。その他集魚効果や沈下速度を調整するなどの機能も備えています。
下記に半日(6時間)使用するチヌ釣り用のコマセ作りを掲載します。私はそれを自作していますので、準備過程をご紹介します。釣具屋で配合餌を購入する方は読み飛ばして下さいね。
有機石灰
有機石灰をダイソーの園芸用スコップで3杯入れる。比重アップの為使用しています。魚は食べません。
麦
圧ペン麦を使用しています。飼料用なので30キロ単位でしか購入できません。よって、少量であれば業務スーパーで押し麦が購入出来ますのでそれを使って下さい。
私は圧ペン麦を使用。スコップに3杯入れます。ヒラヒラ効果があり、チヌの反応が良くなると思います。因みに、グレも反応して食いますよ。
アミノ酸
いわゆるうま味調味料の事。味の素が有名です。これを入れると集魚効果UPにつながります。業務スーパーで「うま味調味料」名で売っています。これを適当に入れます。
サシエサのオキアミ
サシエサのオキアミの用意方法はいろいろとありますが、私は費用削減の為ビニル袋に小分けにして冷凍庫保存しています。それを一袋用意します。
その方法はこちらです。
解凍予約したオキアミを受け取る
釣具屋さんに解凍予約した時間に行きオキアミを受け取ります。私はバッカンに入れてもらいます。
釣り場で混ぜ合わせる
ポイントへ到着したらコマセを作ります。先程のバッカンに海水と米ぬかを混ぜ合わせていきます。
私はオキアミを完全解凍して細かく砕かないで原型のまま使用します。
海水を投入
水汲みバケツで海水を汲み取りバッカンに入れます。オキアミがひたひたになるくらい入れます。水でもOKです。この時入れ過ぎに注意!ベチャベチャになると取り返しがつかないので、慣れないうちは少な目で行いましょう。
米ぬかを投入
配合餌代わりの米ぬかを投入。混ぜムラが無いようにしっかりと混ぜ合わせます。大変な作業ですが、手を抜かずにしっかりと行いましょう。少しパサパサかな?位が良いです。
手で揉みしだく
チヌ用のコマセはグレ用と違い、海に投入した時にバラけないでそのまま海底まで沈んでいくようにしなければなりません。よって、粘り気が必要となりますのでしっかりと揉みこむことが大切です。
終わったら、試しにヒシャクで投入して出来上がり具合を確認しましょう。硬さが緩ければもう少し揉みこみましょうね。
本日使用するウキ
今回の釣りポンとは汽水域の水道の足場の低い船着き場です。それほど波の影響がないので、棒ウキを使用しました。棒ウキのメリットは微妙なアタリがわかる事。足場の低いポイントでは円錐ウキは見にくいので棒ウキが有利です。
棚を決める
チヌ釣りは基本的に海底を釣ります。よって、海底までの水深を正確に把握して棚取りする事が釣果への近道です。
仕掛け投入前に水深をきっちりと測ります。針のチモトにウキの浮力より重いオモリを付けウキがギリギリ水面に出る水深をチェック。そこからマイナス10㎝で仕掛け投入していきます。
海の様子を探る
ウキの様子ばかりでなく、その周辺へ目を頻繁に配りましょう。潮目や海面のざわつきは海況の変化につながりますので、アタリの出る前触れになるかもしれません。
小さな変化を見逃さない
海水は干満があり水深が変化します。海底ギリギリで設定しいたウキ下が、下げ潮によってサシエサが海底に擦る様になるとウキがアタリでもないのに沈んだリります。上げ潮ですとその逆です。
また、決まってウキに変化のある所は海底の変化がある場所でしょう。そんなポイントは有望ですから集中的に狙ってみるのも手です。
やったぜ、ベイビー!
釣りを15時スタート。そんなことを行い、繰り返し・・・。アタリはあるものの、釣れたのはキス2尾とハゼ1尾。
比較的早い潮が流れていましたが、この状況では当たらないかなと思っていた。そんな中、終了15分前に潮がフッと緩んだ。チャンス!?
ウキがゆっくりと沈む。底に擦っている?いや、少しウキの様子が変だよ。
合わせようとした瞬間、道糸が走ります。待望のアタリ!型もよさそうです^^
43センチのおチヌ様でした。乗っ込みから回復しきらないのか、少しスリムでしたけど良い引きで楽しませてくれました。お礼を言って海へお帰り頂きました。
本日のタックル
釣行日時 6月19日 15:00-18:30
釣り場 境水道
潮回り 小潮
タックル ロッド:ダイワメガディス1.25-53
リール:ダイワインパルト
ミチイト:1.85号
ハリス フロロ2号
針 チヌ針3号
釣果 チヌ1尾 43㎝、キス2尾
エサ オキアミ生
まとめ
夏本番前にフカセ釣りを経験してみてはどうでしょうか。秋口から冬にかけてがフカセ釣りの本番となってきますが、一足先に取り組めばより一層楽しむ事が出来ると思います。
もしわからに事などありましたら、お気軽にご質問下さい^^。